【中国の車事情】運転免許を取得しよう!日本との違いは?
今回は中国自動車免許の取得方法についてご紹介します。中国本土では国際免許証の使用ができないため運転免許を新たに取得する必要があります。日本とのルールの違いはあるのでしょうか?試験問題を見ながら勉強していきましょう!
運転免許基礎知識
中国の運転免許区分は下記の通り。いわゆる普通自動車運転免許一種はC1(MT)、C2(AT限定)に相当します。取得にかかる費用は1,100円くらい。内訳は顔写真(10元)・身体検査の紙(8元)・試験代(30元)・免許発行代(10元)。意外とリーズナブル?です。
↓中国の運転免許証区分
C1・C2を受験する場合、日本の運転免許証があれば技能試験は省略可能です。学科試験として「科目一」と呼ばれる試験を受けることになります。「科目一」合計100問(2択40問・4択60問)に対して90問以上の正解すれば合格です。
試験問題を解いてみよう!
今回は模擬試験から合計10問(2択5問・4択5問)を出題します。現地の細かい知識問題は極力排除しましたので日本との違いを感じつつ(?)解いてみてください。9問以上正解すればセンスありです。1問ごとに問題の答えを用意しましたのでゆっくりスクロールしながらトライしてみてください。 引用元:驾照考试(https://mnks.jxedt.com/)
Q1.
↑解説:日本と同じルールですね。
Q2.
↑解説:横断歩道に歩行者が確認できます。標識に「停」のマークがありますので「停車」して譲ることが必要ですね。
Q3.
↑解説:水が流れる区間を走行する場合は「停車して周囲の状況を確認」してから走行を開始することが必要です。
Q4.
↑解説:右折は丸い信号の影響を受けません。安全確認し右折可能です。
Q5.
↑解説:図中で合流してきたA車はB車を避けていません。
Q6. 【設問の翻訳】:登録済みの小型乗用車の所有者が変更登録の申請をしなくてもよいのは次のうちどれか?
↑解説:変更登録しなくてもよいのはBだけ。中国では日本と異なりC「車体の色を変える」場合も変更登録の実施が必要です。意外な盲点かも?
Q7.
↑解説:事故後の逃亡に対して非常に厳しい罰を与えられる場合があります。「一生」再取得できないのは衝撃です・・・。
Q8.
↑解説:事故後の逃亡はNGです。
Q9.
↑解説:身分証明書を持っていなくても運転免許証を保有していれば問題ありません。
Q10.↑解説:設問に記載の通り、人身被害がなく事故原因と結果に対して異論がなければ、「当事者間で解決(示談)」するのが中国流です。
まとめ:運転免許証は交通事情を理解するための第一歩
今回は中国の運転免許事情についてご紹介しました。軽微な事故は当事者間で解決することや、場合によっては一生免許を再取得できない、など、日本と異なる点があり、その国の交通事情を少しだけ理解できたように感じました。
本日のハケタンつぶやき
中国の運転免許更新ペースは、問題がなければ、6年、10年、そして「一生」となります。一生免許更新しなくていいとは・・・。免許制度は各国ごとに全く似て非なるものなのだと感じました。