シン・とある派遣生の中国探訪記〜ハケタン〜

中国で働き始めたとある派遣生。誰かに教えたくなる小ネタを中心に“リアルな中国の日常”をお届け!

【中国の車事情】脅威のお客様目線!NIOのサービスとは?

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みなさんこんにちは! 大家好! "ハケタン”へようこそ!

前回のバッテリー交換サービスに引き続き今回はNIOが提供するユーザーフレンドリーなサービスについてご紹介いたします。NIOのサービスとはどのようなものなのでしょうか。

バッテリー交換を更に高付加価値なものにするクラウドサービス

NIOでは車両バッテリー残量・充電ステーション混雑状況・交換用バッテリー在庫状況を常にモニタリングしています。そのため、ユーザーがバッテリー残量を不安に思い、充電(あるいは交換)したいな・・・と思った場合も即解決。車載タブレットを通じて最適解を提案してくれます。具体的には下記の3ステップです。 ①車両ナビで充電ステーションを検索(音声もOK!)。 ②混雑状況を考慮しながら周辺のステーションをナビより提示。バッテリー交換ステーションを選択する場合は各ステーションの充電済み電池の在庫状況まで調べて提示してくれます。 ③バッテリー交換ステーションを選択する場合は仮予約で枠を確保してくれます。実際にバッテリーステーションへ近づくと(200m圏内)、自動で決済が行われ、入庫次第バッテリー交換が始まります。

↓NIOクラウドのイメージ。各ステーションの使用状況や電池残量が一元管理されています。

このクラウドでの一元情報管理とドライバー運転特性把握(機械学習?)を組み合わせ、長距離旅行の際にもナビから最適な充電プランを提案してもらえます。

↓目的地を設定すると・・・↓航続距離(残バッテリー)状況に合わせて最適な充電タイミングを事前に提案。不安なくドライブを楽しめます。

バッテリー本体の性能も厳しく管理

NIOではユーザーが定期的にバッテリー交換へ訪れることを利用してバッテリー性能のモニタリングと不具合予兆のあるバッテリーの回収を実施しています。 これにより下記2つを実現します。 ①バッテリー不具合による事故発生の未然予防 ②バッテリー耐久設計最適化 特に②は、他メーカーと異なり車両の一生を想定したバッテリー保証設計を実施する必要がなくなるため余計なコストを削ぎ起こすことが可能になります。お客様にとっても常に性能保証されたバッテリーを積んで走行できるのは安心に繋がりますね。

↓不調バッテリー診断イメージ ↓不調バッテリーを交換。

費用はどのくらい?

このバッテリー交換サービスにかかるコストは車両のファーストオーナーであれば月4〜6回まで生涯無料になります。1回の交換あたりの航続可能距離は500km程度ですので通常の使い方であれば十分だと思われます。いわゆる「燃料代」が車両本体価格にに含まれる格好になるため日々の維持コストを気にしなくて良くなります。

なお、更なるバッテリー交換サービスを希望する方には約2万円で15回/月or1000kWh電力追加のオプション設定もあります。

まとめ:バッテリー交換を気軽に使える制度設計

今回はNIOの自動バッテリー交換サービスを更に価値あるものにしてくれる自動検索&予約システムやバッテリーモニタリングについてのご紹介でした。 このシステムを下支えとしてバッテリー交換システムをお客様に効率的に使ってもらい、顧客体験を最大化させているのですね。

「とある派遣生の中国探訪記」ハケタンのイメージイラスト スマホをもつ人
それではまた!再见!

本日のハケタンつぶやき

どこまでもお客様目線に実直なNIO。春節などで長距離移動をする際には通常より大容量のバッテリーパックへの差し替えサービスも用意しているとのこと。もちろん課金制ですが、お客様のニーズをしっかりビジネスに繋げています。