【中国の車事情】日本との違い?トヨタのお店へいってみよう!
今回は中国のトヨタのお店について。日本との違いはあるのでしょうか?
外資系正規ディラー豆知識
中国で活動する外資系メーカーが生産・販売を行う際には、中国企業との「合弁会社」を作る必要があります。トヨタ、日産、ホンダなど日系メーカーはもちろんのこと、ドイツ御三家(ベンツ、BMW、アウディ)や米国メーカーも中国企業と合弁会社を設立しています。なお合弁会社を設立せずに生産・販売を行う唯一の独資メーカーがテスラになります。
早速トヨタのお店へ
トヨタは中国国有自動車企業である「中国第一汽車集団」と「広州汽車集団」の2社とそれぞれ合弁企業を設立しています。前者が「一汽トヨタ」、後者が「広汽トヨタ」になります。今回は「広汽トヨタ」のお店へ行ってみました。
店内内観
↓入口はこちら↓入店してすぐのところに電気自動車(BZ4X)の宣伝パネルがありました↓BZ4Xを購入すると無料で充電スタンドを設置してくれるキャンペーンも開催中↓広い店内にはハイブリッドの説明パネルや用品展示もありました。↓社外ホイールの展示も。
展示車両も見ていこう
ここからは展示車両を見ていきます。よーく見るとあることに気づきます。
↓ヴェンザ・BZ4X↓カローラ・カムリ ↓ハイランダー・ヴェンザ↓ワイルドランダー・フロントランダー
展示車を見て分かる通り、圧倒的に「白色」の展示車が多いことが分かります。日本だと、カタログカラーを展示することも多いですが、何故このようなことになっているのでしょうか。理由としては・・・
①車体が大きく見える:白は膨張色のため車体が幾分大きく?見えます。車もメンツが大切です。 ②夜間の見えやすさ:無灯火ミニバイクや歩行者との事故リスクの低減 ③修理のし易さ:街の修理店(正規DRLでの修理以外)で修理の際に部品の色合わせや調色の手間が少ない
↓価格は全てタブレットで確認するスタイル。紙カタログには値段の記載がありません!
その他
最後にメンテナンス関係のご紹介。通常の整備プログラムもありますが日本と決定的に違うサービスがあります。それがボデーフィルム。
↓ボデーフィルムの広告。擦れや飛び石、日常の汚れからボデー外板を守ってくれます。先日ご紹介したように中国ではウィンドウフィルムを施工するのはごくごく一般的ですが、それと同時に、ボデーフィルムの施工も実施することもしばしばあるそうです。このお店での価格は20万円!決して安くはない価格のため購入する車両の価格帯によって施工の有無が決まっているようです。30万元(=600万円)以上の車を購入する場合はボデーフィルムも施工する率が高いとか。
まとめ:日本と同じ点・異なる点
今回は中国のトヨタのお店のご紹介でした。 展示車の選び方やメンテナンスサービスの違いなどをご理解頂けたのではないでしょうか。ちなみに、日本のお店とは違い、店員さんは積極的に声掛けはしません。そのため、来店しているお客さんは皆、かなり自由度が高く(電話をして映像を繋ぎながら、など)品定めの時間を過ごしていました。ここら辺はなかなか説明しづらいところですので今回は割愛します。
本日のハケタンつぶやき
展示されていたヴェンザ(中国版ハリアー)を見て思ったことが一つ。日本で売っているハリアーでは塗装されないRrバンパー部分まできっちり塗装され質感が高く仕上がっているのです。これは大羨ましい。