【中国の食事情】#01 “外卖”とは?
記念すべき初回投稿のテーマは”外卖”について。日本では聞き馴染みのない言葉ですが、中国で暮らすためには切っても切れない存在です。今回は”外卖”について詳しくご紹介いたします。
外卖とは?
まずは読み方から。外卖はワイマイ(=wàimài)と読みます。これは一言で言うと”フードデリバリーサービス”のこと。今や日本でもUberEatsや出前館などデリバリーサービスは普及しつつありますが、ここ中国では人々の暮らしに密着していると言っても過言でないほど浸透しているサービスなのです。
「外卖」と「外买」
外卖の詳細に入る前に小ネタを一つ。"卖"と似た漢字に"买"があります。外卖(=wàimài)と外买(=wài mǎi)。後者は無理やり翻訳すると「外で買う」の意味。漢字が似ているため打ち間違い多発しますorz。
さらに・・・
両者はローマ字読みでは"ワイマイ"と同じですが、中国語では両者を区別して発音します。いわゆる四声。現地の方は当然、この発音を聞き分けるため・・・自分ではデリバリーサービスのことを指して「外卖(=wàimài)」と発音したつもりでも、相手には「外买(=wài mǎi)」と聞こえ、「何のこっちゃ?」と思われることも。。。
表記と発音の正確さ、とっても大切です。
外卖で買えるものや所要時間は?
さて、本題に戻ります。実際に外卖で購入できるものや、注文から到着までの様子をご紹介いたします。
外卖で買えるもの
ハンバーガー・麺類・スープ類・寿司・ドリンク類などおよそ大抵のメニューは注文可能です。
どうやって運ばれてくるの?
配達員は基本的に電動スクーターに乗って配達します(「原動」でなく「電動」なのがポイント)。各社指定のジャケットを着ていることが多いです。歩いていると音もなくすーっと抜かれますが、危うく轢かれそうになることも。
マンションやホテルから外卖するとエントランスから部屋までロボットで自動配送されるパターンも(これは後日ご紹介)。
外卖の所要時間
配達にかかる時間は30〜60分が一般的。所要時間は天候にも左右されます。風が強い日はいつもより遅いです。
実際の外卖を体験しよう!
百聞は一見に如かず、ということで・・・
一時滞在先のホテルにて、現地で人気の外卖アプリ「美团外卖」を用いて実際に注文してみました。一連の流れは下記の通り。
↑ドリンクはカスタムの種類も豊富!今回はパンとセットで注文。
↑気になる配送費は・・・0.6元≒12円。この日は値引きが入っていました。一般的には100〜200円程度が相場でしょうか。
↑商品到着を知らせる電話が鳴ってあたふたすることがありますが、備考欄に「商品を台に置いてください」と注釈を入れることで回避可能。アプリ経由で到着通知が届きます。
↑カトラリー数量も設定可能。「无需(=不要)」を選択するとエコポイント(?)が貰えます。
↑そして決済画面へ・・・WeChat Payで支払い可能。アリペイ等も使用可能です。
↑晴れて支払い成功すると画面が切り替わり・・・
↑配達員が店舗へ移動。
↑店舗到着&商品回収。
↑店舗から配達開始。
↑商品到着。
↑アプリによる自動到着通知。
ご覧の通り、注文開始〜商品到着まで、常にドライバーの配送状況が確認できます(これは安心)。さらに・・・
①ドライバーの体温が分かる(コロナ禍対応?)。
②「今天强风6级」の文字。画面上に木の葉も飛んでいます。天候不良で到着が遅れることを暗示。
といった細かいギミックも散りばめられています。
到着時の様子がこちら。ホテルやマンションには「外卖専用」の台が用意されていますので自分で取りに行きます。
時期に合わせてお得なイベントも!
アプリ独自の決済システムを使うとお得に買えることも。うまく使えば配送料無料や大幅な割引サービスも楽しめます。
まとめ:外卖は中国生活に欠かせない存在!
本日は”外卖”についてのご紹介でした。中国本土の電話番号とお手持ちのクレジットカードをアリペイへ登録すれば誰でも使えますので、中国へお越しの際はぜひ使ってみてください。病みつきになるはずです。
それではまた!再见!
本日のハケタンつぶやき
最後までご覧いただきありがとうございました。
初めて書いてみましたが・・・想像以上に大変でした(笑)
早速で恐縮ですが、今後は写真と動画中心のショート投稿スタイルに切り替えていこうと思います(笑)